【2024年7月】freee会計の値上げ・実質値下げになるケースもある?
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現在freeeでは「2024年7月 法人向けプランリニューアルのご案内」がアナウンスされています。
https://www.freee.co.jp/accounting/revised_plan_2024/customer/
多くの会社にとってはシンプルに値上げであり、マイナス側面の多いリニューアルなのですが、一部の会社にとっては実質値下げとなる可能性もあります。
今回はこのリニューアル内容のうち、個人的に影響が大きいと思う点をピックアップして解説します。
改悪点①最安プランの値上げ
今まで一番安いプランで「ミニマムプラン:年間23,760円+税」だったのが、リニューアルにより最も安いプランでも「ひとり法人プラン:年間35,760円+税」になってしまいました。※年払いの場合。
しかも、今までミニマムプランではメンバー3名分が含まれた料金だったのですが、ひとり法人プランで2名以上で利用しようとすると、追加一人当たり年間12,000円+税が加算されることになりました。
ただでさえ約1.5倍の値上げで結構なインパクトなのに、複数人でミニマムプランを使ってきた会社にとっては相当な値上げです。「今後もfreeeを使い続けるか?」と真剣に検討するレベルでしょう…
改悪点②入金/支払管理レポートに制限あり
今まで一番安いプラン「ミニマムプラン」でも『入金/支払管理レポート』という機能を使えていたのですが、リニューアル後の最も安いプラン「ひとり法人プラン」では、この機能が使えないことになりました。
売掛金回収漏れや仕入代金支払漏れが無いか確認するために、この機能を活用していた会社も少なくないと思います。それがプランによっては機能制限されることになったわけです…
値上げしてさらに機能制限までするのはちょっと酷いんじゃないかと、個人的には思いますね。。
改良点①freee人事労務が一人分標準搭載
リニューアル後の最も安いプラン「ひとり法人プラン」では、freee人事労務が1名分標準付帯となりました。
つまり、今までfreee会計ミニマムプラン(年間23,760円+税)+freee人事労務(年間24,000円+税)をそれぞれ課金してきた会社にとっては、1名だけの会社であればひとり法人プラン(年間35,760円+税)の標準搭載で賄えることになります。
この場合、年間47,760円から35,760円への値下げ(▲12,000円)、約25%ほど安くなることになります。かなり有難いリニューアルと言えるでしょう。
しかしここで注意点があります。
それは、「freee人事労務を1名だけで利用している会社であっても、自動で「ひとり法人プラン」の標準搭載に移行されるわけではなく、現在のfreee人事労務は意識して解約する必要がある」という点です。
【2024年7月実施freee会計 法人プランリニューアルよくある質問】にも以下のようなQAがあります。
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すでにfreee人事労務を契約中なのですが、新プラン移行後に、freee人事労務の契約はどうなるのか教えてください。
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特に操作をされない限り、ご契約中のfreee人事労務のご契約が継続される仕様になります。現在1IDでfreee人事労務をご利用で、新プラン移行に伴いfreee会計に付帯されている給与計算1IDに乗り換えを行う場合は、現在のfreee人事労務のご契約を解約予約する必要があります。…(中略)freee人事労務が解約されたタイミングで自動的にfreee会計新プランに付帯された給与計算IDに自動的に切り替わります。
「1名だけの場合、勝手に標準搭載に切り替わって既存のfreee人事労務は解約してくれる」だったらありがたいのですが、そんな親切な仕組みにはなっていないので十分注意が必要でしょう。
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