会計士と税理士の違い

「会計士と税理士の違いって何ですか?」
税理士を目指しているという話をすると、頻繁に聞かれる、この質問。

その答えは、業界にいる人ならすでにご承知のとおり、「独占業務が違う」というものです。

●会計士の独占業務(公認会計士法第2条第1、2項)
決算書類の監査、公認会計士の名称を使ったコンサル等

●税理士の独占業務(公認会計士法第2条第1~3項)
税務代理(納税者の代理として申告等すること)、税務申告書の作成、税務相談

…と、この記事では、こういう解説をすることが目的ではありません。
僕が個人的に着目しているのは、その地域分布です。

会計士は、圧倒的に東京に集中しているのです。それはなぜか?
それは、会計士になるためには、短答式試験・論文式試験をパスした後、監査法人で経験を積みながら補修所に行き勉強を続け、最後の修了考査を突破しなければならないことに理由があります。

補修所に行きながら実務要件を満たせるような監査法人は、東京に集中しているのです。
ここが、税理士とは大きく異なるところ。税理士の場合、働きながら受験を続け、実務経験を満たす必要はありますが、税理士事務所は全国どこにでもありますからね。

こうやって、会計士試験の論文式まで突破した優秀な若者は、東京に吸い込まれます。
もし監査法人を退職し、どこかに転職するしても、会計士にとって魅力的な転職先は、東京に集中しているはずです。
さらに、東京で恋愛・結婚などすると、地方に帰るのも難しくなるでしょう。

数値としても、客観的に示されています。例えば、東京都と福岡県を比べてみると・・
単純な人口比で見ると、東京は福岡の2.7倍ほどの人口です。
それにひきかえ、会計士の人数で見ると、東京は福岡の25.5倍くらいいます。
税理士の人数で見ると、東京は福岡の4.16倍ほどで、まだマシです。

会計士の、東京への圧倒的な集中具合がわかりますね。この客観的な数字を、どう見るか…
会計士出身の税理士が経営する事務所は、税務にこだわらないサービス(クラウド会計等)を展開し、業績を伸ばしているところが多いと聞きます。freeeの認定税理士が東京に集中していることから見ても、それは確かなものでしょう。

したがって、僕は、地方でクラウド会計に特化することで、チャンスがあると考えています。
ニーズも東京に比べれば少ないかとは思いますが、それにも比して、優秀なライバルが少ないはずです。
クラウド会計なら、地方でも全国のお客さんを引っ張ることは可能でしょうし。
頑張っていきたいものです。

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