税理士試験4年目の思い出
税理士試験3回目の受験後、転職活動を見据えて、11月までは消費税法能力検定1級の勉強をボチボチしていました。記録を見ると、それに費やした勉強時間は40時間程度のようです。
といっても、税理士試験に比べると超簡単なので、過去問を解いたり、計算パターンを復習する程度の勉強しかしてなかったと思います。結果は、100点満点で合格。余裕です。そもそも合格率9割ぐらいの試験なので・・・
その検定試験が終わった11月から、転職活動を開始しました。
この時の転職活動の思い出は、また別の記事にしたいと思います。
今の職場の内定をもらったのは12月半ばでした。
その後、仕事の引継ぎ、引っ越し、職場の人との飲み会・送別会等でバタバタと・・・
特に大阪から東京への引っ越しだったので、それが何かと大変で・・・
で、今の職場に入社したのは3月。
予想以上に働きやすい環境で、残業はほとんどなく、その割に給料は良いので、入社当初は「定年までこの会社でいいかな~、税理士試験はもういいかな」と考えていたのを覚えています。
そんな風に甘く考えていたところ、上司から「税理士試験の勉強をしてるんじゃなかったの?」と声をかけられました。確かに面接でもそういうことを言ったし、職務経歴書も「自分は勉強熱心です」とPRしまくっています・・・
そういったプレッシャーもあり、また「定年まで今の会社だとしても税理士資格は非常に有効だろう」という気持ちもあり、3月末になってようやく試験勉強を再開。ただし、半年以上もブランクがあるので、消費税法の理論暗記をし直す気持ちにはなれませんでした。
簿記論は当然平行して受けるとして、3月末からの勉強で少しでも合格確率のある税法科目・・・そうなると国税徴収法か、固定資産税くらいだろうか。自分の特性として、時間の制約のある試験は苦手。大学受験のときも、センター試験ではE判定だったのに2次試験で挽回して合格したくらい。そう考えると、税理士試験で唯一時間に余裕があるとされる科目、国税徴収法が、自分との相性が良いのではないか。
といった検討を経て、4年目は簿記論&国税徴収法を受験することとしました。記録によると、勉強時間は400時間程度。うち簿記論は70時間程度でしょうか。3月末からの4か月半程度の割には結構勉強したな~と思います。
そして、試験結果は・・・
簿記論A、国税徴収法Cで両方不合格です。
国税徴収法は、受験直後から「ダメだったな、さすがに働きながら、簿記論と並行で、4か月半程度じゃ無理だろう。また来年頑張ろう」と諦めがつきました。
しかし簿記論は、自己採点では大原39(ボーダー34、確実45)、TAC44(ボーダー36、確実43)です。これは、今回はいけただろう、そう思っていました。非常にショックでした。
辛い思いをして、働きながら勉強して、2年続けて一科目も受からない。4回も受験して、財表しか受からない。冷静に・客観的に考えて、これは税理士にはなれそうにないな。そう思いました。この時が、一番モチベーションが低下していた時期と言えるでしょう。
しかし、そのような落胆の気持ちもありながらも、5年目の受験へと続きます・・・
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