空き家の固定資産税を滞納し続けるとどうなるか?

家を相続したものの、何もかも面倒で、固定資産税の納付書すら置してしまっている…
こんな方もいらっしゃるかもしれません。
もし、この納付書をスルーし続けるとどうなるのか、今回はそんな疑問について解説します。
そもそも、なぜ納税義務があるのか?
「なんで住んでもいないのに納付書が毎年送付されてきて、納税しないといけないのか?」
そんな疑問を持つかもしれませんが、固定資産税は毎年1月1日時点での「所有者」に対して課される税金です。
誰も住んでいない空き屋だからと言って固定資産税が免除されるなんてことはなく、容赦なく納付書は毎年送られてきます。
相続を通して所有者となってしまった以上、これは逃れられない宿命なのです。
督促状
納期限から遅れてしばらく経つと、まずは市町村から「督促状」が届きます。
なお、納期限から遅れた時点からペナルティの利息として「延滞税」は発生しており、時間が経つほど金額は膨らんでいきます。
財産差し押さえ
督促状もスルーしているとさらに書面が届いたり、電話や訪問を受けることもありますが、それすらも無視していると財産を差し押さえられることになります。
まずは現預金や給料が差し押さえ対象となりますが、それでも不足する場合には、最終的には不動産が差し押さえ対象となってしまいます。
不動産の公売
自治体は、差し押さえた不動産を現金化するために、不動産をオークション形式で販売します。これを「公売」と言います。
この段階まで進んでしまうと、所有者がどれだけ売りたくないとしても、この流れを止めることはできません。
空き家特有の危険性
納付書をスルーするということは、空き家のメンテナンスも放置している可能性は高いでしょう。
管理が不十分な空き家は、従来適用されていた固定資産税の軽減特例が解除されることがあり、その場合最大6倍もの税額にアップする可能性があります。
これに加えて延滞税もかかってくるので、税負担のリスクは加速してしまうのです。
対策
どうしても納税できないときは、まずは自治体に相談するのが良いでしょう。
一気に納税することは難しくても、分割納付の相談には応じてくれる可能性は高いです。
または、今後利用する予定がないのなら、思い切って売却を検討しましょう。
老朽化や荷物がある状態でも、現状のまま買い取り可能な業者をご紹介可能です。
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