iDeCoは本当にお得??

平成29年1月から、個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)が開始されました。
マネー系の雑誌やブログ・金融機関などは、掛金全額が所得控除になるというメリットを強調し、これをやらない人は情弱だという書き方までも見受けられます。

果たしてそうなのでしょうか?
僕は、この制度がそこまで得だとは思えません。

①何十年も先の税制に依存している
「所得控除だから得だ」という考え方は、退職金受取時に控除額以上は課税されないという考え方が大前提ですよね。
例えば所得控除効果を考慮して1,000円のキャッシュアウトで1,200円資産を積み立てることができたとしても、その1,200円を受け取るときに200円課税されたら意味がありません。
現在の税制では退職所得については課税が優遇されているので、上の例で言う200円課税される可能性は小さいと思いますが、将来の税制はわかりません。特に若い人は、退職なんて何十年も先の話です。
借金が増え続けるこの日本、退職所得にも課税が強化されるようになる可能性は十分にあるでしょう。

②得をするのは何十年も先
1,000円のキャッシュアウトで1,200円資産を積み立て、30年後に1,200円を受け取ったとします。(運用益やインフレ率は無視)
それは30年かけて20%の利益を得たということで、年利で単純に20%÷30年=0.67%程度でしかありません。
「60歳まで引き出せない」という大きなデメリットを背負ってまで、魅力的な利率と言えるでしょうか?

③ふるさと納税との兼ね合い
ふるさと納税の、自己負担2000円で済む寄付額の上限が若干減ります。

このような点から僕は、iDeCoをやるつもりは、今のところはありません。