【2024年7月更新】freeeとマネーフォワードの比較
同じクラウド会計ソフトとして比較されることが多い『freee』と『マネーフォワード』。
「どっちを使うのが良いのか?」という質問をされることは少なくないので、今回はその個人的見解を述べたいと思います。
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価格とサービス範囲(法人)
シンプルに比較するため、法人の最安プラン同士で比較します。
freee (ひとり法人プラン) | マネーフォワード (スモールビジネスプラン) | |
料金 | 35,760円+税(年払い時) 3,980円+税(月払い時) | 35,760円+税(年払い時) 3,980円+税(月払い時) |
アカウント | 1メンバーまで | 3メンバーまで |
経費精算機能 | なし | あり |
給与計算機能 | 1名まで | 3名まで |
レシート等のOCR | 無制限 | 月5件まで |
消費税申告書 | 作成可能 | 作成不可能 |
freeeの料金と機能(法人):
https://support.freee.co.jp/hc/ja/articles/27975180546713
マネーフォワードの料金プランと機能(法人):
https://biz.moneyforward.com/price/detail/
※どちらでもサービス範囲に含まれる機能(決算書の作成)や、あまり活用しないと思われる機能については、ピックアップしていません。
2~3名で利用する前提であれば、マネーフォワードの方がトクになりそうですね。
レシート等のOCR機能を積極的に使っていきたい人はfreeeが良いでしょう。
また、自社で消費税申告書の作成まで済ませたい人は、freeeを活用することになるかと思います。
価格とサービス範囲(個人)
こちらも最安プラン同士で比較します。
freee (スターター) | マネーフォワード (パーソナルミニ) | |
料金 | 11,760円+税(年払い時) 1,480円+税(月払い時) | 10,800円+税(年払い時) 1,280円+税(月払い時) |
アカウント | 1メンバーまで | 1メンバーまで |
経費精算機能 | なし | なし |
給与計算機能 | なし | なし |
レシート等のOCR | 月5件まで | 月5件まで |
消費税申告書 | 作成不可能 | 作成不可能 |
freeeの料金と機能(個人):
https://support.freee.co.jp/hc/ja/articles/213726523
マネーフォワードの料金プランと機能(個人):
https://biz.moneyforward.com/price/individual/
料金がマネーフォワードの方が少し安い程度で、機能的なところは大きな差は見当たりませんね。
操作画面
マネーフォワード
マネーフォワードは、『従来のインストール型会計ソフトをクラウド型WEBシステムとしてに上手に持ってきたようなイメージ』と業界的には言われており、私も同感です。
つまり、従来の会計ソフトの操作間に慣れている人にとっては、特に違和感もなく取っつきやすいと思われます。
その上で、クラウドシステムとしての便利さ(外部システムとの連携など)をうまく調和させているので、よくできた新時代の会計ソフトだなぁという印象です。
↑登録済みの内容を確認するためには「仕訳帳」を見ることになりますが、「借方」「貸方」などで表現されており、一般的な会計ソフトの感じですね。
freee
freeeは、会計ソフトというよりも『freeeという独自のERPソフト』と言われることがあり、私もこの感覚に近いです。
※ERPとは:ERP(エンタープライズ・リソース・プランニング)とは、企業全体を経営資源の有効活用の観点から統合的に管理し、経営の効率化を図るための手法・概念のこと。多くの場合、リアルタイムで、ソフトウェアとテクノロジーによって仲介される。企業資源計画と呼ぶこともある。これを実現するための統合型ソフトウェアを「ERPパッケージ」と呼ぶ。(by Wikipedia)
「仕訳」という概念とは異なる「明細」や「取引」という独自のデータ概念を持っているため、従来の会計ソフトに慣れている人にとってはかなり取っつきづらいものとなっています。
一方で会計の専門知識のない人にとっては、トップ画面からして「仕訳」「借方」「貸方」といった取っつきづらい専門用語は無く、専門知識がなくても入力作業を進められるように工夫されているので、そういったユーザからの支持は厚い印象です。
↑登録済みの内容を確認するために「取引の一覧」を見ている状態ですが、ここに「借方」「貸方」などは出てきません。簿記を知らない人にとっては取っつきやすいと思われます。
外部サービスとの連携
銀行やクレジットカードの連携であれば、freeeもマネーフォワードも基本的にはどちらも連携可能なのですが、違いが大きいのはそれ以外のサービスの連携です。具体的なところで言うと・・
- 電子マネー(Edy・モバイルPasmoはマネーフォワードは○、freeeは✕です。)
- 通販関係(ヨドバシ・ヤマダ・ビックカメラ・ジョーシンはマネーフォワードは○、freeeは✕です。)
などなど。マネーフォワードは家計簿ソフトとして培ってきたものがあるので、やはり連携できるサービスの多さという点では抜群といって良いでしょう。
自動化
マネーフォワードにはないfreeeの最大の強みと言えるのは、「自動化」の点だと個人的には思います。
マネーフォワードもfreeeもどちらも、『同期された明細の内容に応じて勘定科目を推測する』という機能がある点は共通していますが、freeeはさらに詳細にルール設定できます。freeeの場合は…
- 「推測」ではなく「登録作業」まですることも可能
- 事業と関係のない明細の場合に『無視』とすることをルール設定できる
など、マネーフォワードよりもより踏み込んだルール設定ができます。
特に、「登録作業」まで行うことができる点は、もはや自分の知らないところで勝手に会計処理してくれるので、同じような取引が膨大に発生する人にとっては、時間とストレスの削減効果は大きいでしょう。
レシート等のOCR読み取り
freeeは『レシート等をスマホで撮ったりスキャンして登録作業する』という運用をモデルケースとして、かなりの労力を割いてシステム開発していると思われます。
freeeで設けられている「連続取引登録」という機能は、freeeに取り込んだ大量のレシートをもとに取引を高速で登録することができる機能であり、独自の仕組みですがとても効率的で素晴らしいと思います。
↑「連続取引登録」の画面。スキャンされたレシート等を見ながらスピーディに登録作業を進めることが可能です。
さらに、紐づけたレシート等と登録した会計処理の内容にインボイスに関する矛盾があれば、それをアラートとしてお知らせする機能もfreeeにはあったりします。
まとめ
法人の場合、どちらも一長一短があり一概に「こっちが良い」とは言えないですが、以下のような人はマネーフォワードが良いかなと思います。
- 従来のインストール型会計ソフトに慣れている人
- 2~3人でログインして使う人
- マネーフォワードでしか対応していない連携サービスを頻繁に利用する人
一方で、以下のような人はfreeeが良いのではないでしょうか。
- 消費税申告書の作成が必要な人
- 簿記の考え方(仕訳・借方・貸方)を取っつきづらく感じる人
- 自動化やレシート読み取りなど、ITを駆使して効果的に作業を進めたい人
個人の場合は、若干マネーフォワードの方が安いものの大した差ではないので、無料期間中にちょっと触ってみて直感で決めても良いんじゃないかと思います。
以上、個人的な意見でした。
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