全経の税務能力検定試験

全経(全国経理教育協会)という組織があります。

ここが主催している資格試験で有名なのは、簿記能力検定。
これの上級は、税理士試験の受験資格となります。
日商簿記1級と比べれば難易度は低いと言われているので、高卒の人の受験資格としてはメジャーなのかもしれません。

さて、その簿記能力検定の影に隠れた、全経主催のマイナーですが注目すべき資格があります。それは、、
・法人税法能力検定
・所得税法能力検定
・消費税法能力検定
の3つです。それぞれ1級~3級まであります。

驚きなのは、その合格率の高さ。
1級でも、直近のもので、法人税は71.36%、所得税は69.57%、消費税は84.03%です。
また、合格「率」だけでなく、母集団のレベルも相当低いものと考えられます。
つまり、税理士試験とは比べ物にならない、難易度の低さです。1級であっても・・
僕は法人税の2級と、消費税の1級に合格していますが、どちらも満点で合格しました。
試験傾向としては、問題形式がパターン化しているので、あんま理解してなくても過去問を回せば何とかなるレベルです。

しかしこの試験、実はなかなか良いものだと僕は思っています。
税理士試験のと違い、理論暗記は一切必要ありません。基礎的なところの理解が重要です。
税理士試験のような合格者を絞ることが目的の試験ではないので、変な問題や、不明瞭な採点もありません。

公式テキストとしては、「演習法人税法」「演習所得税法」「演習消費税法」というものがありますが、税大講本を若干濃くした程度であり、基礎的なことが網羅されている感じで、なかなか良いです。
中小・零細の法人や、個人事業主の経理に必要な知識を学びたいのであれば、この程度で十分なのではないかと思います。

転職活動においては、履歴書に書くことで、基礎的な知識があることのアピールにもなります。
正直、1級合格よりも税理士試験をA判定で落ちた人の方が確実に知識はあると思いますが、「税理士試験不合格(でもA判定)」なんて履歴書には書けないのでね。

といった感じで、これらの能力検定、僕はおすすめします。
税理士試験の勉強をそこそこに頑張った人なら、この試験に向けては無対策でも1級に余裕で受かることでしょう。

1つだけ注意点を挙げるとするなら・・受験会場が限定されていることです。
アクセスの良い受験会場は、早々に埋まってしまいます。
受験受付が開始されたら早々に手続きをすること、それだけは気を付けて、受験さえすれば、合格できます。