院免では実務やっていけないのか?

答.そんなことはありません。

実務をやったことがある人なら実感していると思いますが・・
実務をこなす能力を高めるために必要なこと、それは、実務経験そのものに他なりません。

税理士業務でいうなら・・
お客さんからは、あらゆる質問をされるでしょう。
会計・税務の専門知識のみならず、
・会計ソフトの効率的な使い方を教えてほしい。
・法人成したほうがいいのか。会社設立をしたい。
・社会保険の手続きはどうしたらいいのか。
・融資を受けたい。
・法律の建前はわかったけど、実際のところはどの程度まで許されるのか。
などなど。

経理の仕事でも、会計・税務の専門知識のみならず、色々な能力が求められます。
・資金繰り計画をどうやって立てるか。余剰資産の運用をどうするか。
・どうやって作業を早く、正確に進めるか。
・経営者の役に立つ管理会計の資料を、どのように作るべきか。
・自動仕訳などの仕組みを、どう構築するか。
・部内でどういう役割分担にするか、どうやって相互牽制するか。
などなど。

こういったことは、試験には出ません。
実務を通して、経験で学ぶしかないのです。

つまり、資格取得が目的ではなく、資格取得後に活躍することが目的だとわかっているのなら、
何より大事なことは、良い実務経験を積みながら資格取得を目指すことです。

例え法人・所得・相続の官報合格者でも、ろくに実務経験が無ければ、
あらゆる面で実務経験豊富なミニ税法の印面に負けることは必須です。

働き続けること。
そして、資格を確実に取得すること。

そういう意味では、院免は、とても良い選択と言えるでしょう。
釘を刺しておきますが、楽ではないですけどね・・
ただ、試験とは違い、運の要素がとても小さく、確実性が高いのは間違いありません。